盲目魂!生きててみえたもの
販売価格=1,300円(税込1,430円)
出版社:ギャラクシーブックス
形式:118ページ/オンデマンド(ペーパーバック) ※電子書籍ではございません
盲目のイクメン・シンガーソングライター。障がいのある方に歌や楽器を教え、ライブや講演会などで演奏をしている。 幼い頃弱視だったが、その後失明、いじめにもあう。しかし音楽で人生を切り開いていく。 「やってやれないことはない」人に潜在する力を信じて生きてきた著者自身の体験談と皆さんの明日を繋ぐものである。
著者:福本淳より ~著書『盲目魂!生きててみえたもの』に寄せて~
まずタイトルが少し大げさに思われるかもしれませんね。この本では、私がつらかった体験や苦難に感じたことはそこそこに
「こうやってきてよかった!」とか「達成感を大切にしよう!」みたいな話を多く書いています。
ただ本音を言えば、今の時代には私のような生き方や考え方はしっくりこないかもしれません。
それは福祉の制度が広く定着して障がい者の暮らし方、または育て方、つまり生き方がみんな同じようになった気がするから
です。環境が整うというのは誰にもその機会が与えられているということで…。
あえて挑戦してやろう、冒険してやろうみたいな発想は生まれにくくなるのでしょう。私もあと20年後に生まれてきていれば
「失敗したらやり直せばいい」を地で行くような生き方は多分しなかったように思います。
きっと障がいのあるみんなと音楽ができる教室を作ったり、3児の子育てに奮闘する私はいなかったでしょう。
もちろんこの本を書く機会にも恵まれなかったはずです。
誰にも明日のことは見えません。それなら何事も試してみればいいのです。便利な生活は魅力的ですが、結果をなんとなく
つまらなく感じてしまうのも人間でしょう。
何事もその過程を味わえるということが心身健やかだという証、それが幸せなのではないでしょうか。
見えないからこそ他愛もない事柄に考えたり悩んだり、そこから喜びを見つけ出せる自分でありたい、
そう思って生きてきたように思います。それが私の「盲目魂!」でしょうか。
◆本文では写真の他にオリジナル曲の楽譜(歌詞付き)も少し掲載しております。
ぜひ手に取って読んでいただけると嬉しいです♪